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おばま観光局
上根来プロジェクト
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■「上根来プロジェクト」立ちあげの経緯と概要

 上根来プロジェクトは、おばま観光局(株式会社まちづくり小浜)のボランティア組織「まちづくり市民会議体験部会」が主体となり、2011年5月31日に発足しました。小浜市のなかでも上根来地域に注目した理由としては、まずは観光資源としての景観のすばらしさからです。日本の原風景がそのまま残された上根来は、文化財としての価値も高いと見ています。
 しかし、独自の調査で現状を知るにつれ、地域の将来に対する危機感や、同じ小浜市民として見過ごしてきた反省の気持ちを抱かずにはいられませんでした。
 このプロジェクトは、上根来の観光にかかわるあらゆる資源を掘り起こし、活用し、とくにこれからの時代のニーズに合わせた「体験型観光」の舞台とし、人を呼ぶことで地域を維持・継続していくというものです。資源の活用例として、集落で行うグリーンツーリズム、山(自然)を利用したエコツーリズムなどがあげられます。
 住民と観光客には価値観の違いなどから、摩擦が起きやすいものです。そのためプロジェクトの位置づけとしては、私たちがマンパワーをおぎない、住民と外部の間に入って、
事態の集約・軟着陸をするための窓口やクッションとなることを目的としています。上根来プロジェクトは地域の方々の信頼や協力があってこそ推進できるものですので、住民の皆さまとともに考え、ともに行動していくことを望んでいます。
上根来の景観


■上根来小学校旧校舎(山の家)について

 上根来集落の手前に、昭和60年に廃校となった小学校の旧校舎が残されています。現在「小浜山の会」が、小浜市の許可を得て、登山やハイキングなどのイベント時に参加者の待機所として使っています。このたび、おばま観光局から山の会へ、上根来プロジェクトの趣旨をお伝えしたところ、ご理解いただき、鍵を譲り受けました。私たちは旧校舎を拠点として取組みを開始し、将来的には集落内でもさまざまなイベントを開催させていただきたいと考えています。


■環境保全について

 わたしたちは多くの人にかかわっていただけるよう、「遊び楽しむこと」をテーマにかかげています。そのためには基盤を整えなくてはなりません。とくに重要とするのは「環境保全」です。ひと言で環境といってもそれが意味するものは多様で、上根来の自然・家屋・歴史・文化などを掘り起こし、伝え、残していかなくてはなりません。むしろこれらを伝えていくことが、本当の意味で「上根来を残していく」ことになります。とくにいま、上根来を支えているご高齢の方々の知識や経験は、なくてはならない知的財産です。ぜひ、ご高齢の皆さまにもご協力を仰ぎたいと考えています。



(株)おばま観光局
福井県小浜市和久里24-45-2 道の駅四季菜館内

(c)(株)おばま観光局ボランティア市民幹事体験部会

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